ChatGPTとClaudeに、それぞれ相手の有料プランを本気で勧める記事を書いてもらう。そんな企画を考えました。
実は、その企画のルール説明を作ってもらった相手は、無料で使っているGeminiでした。
ChatGPTにはClaude Proを、ClaudeにはChatGPT Plusを勧める記事を書いてもらいました。私が両方に課金しているからこそ、勧められた使い方を自分の仕事で試せます。
9月27日から28日にかけて制作・公開した2本の記事は、掲載した活用例を私が実施する前の提案でした。28日には、その中から一つずつ実際に試してみました。
片方では、すでにある教材が講義用のスライドになりました。もう片方では、検索データから見直す記事を選び、変更前の数字を残して本文を直しました。この記事では、2026年9月29日時点の途中経過を記録します。
企画を考えたのは私。ルール説明を頼んだのはGemini
Geminiには、企画の狙いをこう送りました。
ChatGPTとClaudeにそれぞれ相手のAIサービスに課金したくなるような訴求記事を書いてみてもらおうかなと。
あわせて、ブログ執筆以外の使い道を知りたいこと、すでに課金している私でも試したくなる機能を紹介してほしいこと、無料部分と有料部分を持つnote記事にしたいことを伝えました。
Geminiが作ったのが、「【AI対決企画:ライバルAIの有料プランを本気で売り込め!】」という共通の依頼文です。担当するサービス、想定読者、記事の構成、具体的な使い方を示すルールが、一つにまとまりました。
指定した設定は、ChatGPTがGPT-6 Astra、ClaudeがOpus 5.5で、思考深度はどちらも「高」。これは今回指定した設定の記録です。この企画は厳密な性能比較ではなく、提案を読んで自分が試したくなるかを確かめるものです。
その依頼文を両方に送りました。ただし、最初の原稿は私一人へのプレゼンに寄りすぎていました。そこで、両方に課金していても一部の機能しか使えていない人など、同じ悩みを持つ読者にも届く記事にしてほしいと、私から修正を依頼しています。
元の依頼文には「元を数倍にして回収」「絶対に併用すべき」という強い表現もありました。公開までのレビューでは、実績で裏付けられない訴求を見直しています。ルール説明をAIに作ってもらっても、そのまま完成稿の約束にしてよいわけではありません。
企画を考えて方向を決めるのは私、依頼文を整えるのはGemini、記事を書くのはChatGPTとClaude。2つのAIによる対決を、3つのAIを使いながら進めていました。
ChatGPTが勧めたClaude Proで、既存の教材を講義用スライドにした
ChatGPTが書いた記事の提案で、私が真っ先に試したくなったのは「文章を完成させた後、実際に使える資料まで作る」ことでした。
私は別の仕事で、文章の教材を作っています。内容はすでにあるのに、それを講義で見せる資料に作り直すには、構成を考え、要点を抜き出し、スライドを整える時間がかかります。
そこで既存の教材を基に、Claudeに講義用の資料を試作してもらいました。出来上がったのは、14枚のPowerPointと、そのPDF版。講師が使うための読み上げ原稿や進行メモもノート欄に入っています。私も内容を確認したうえで、教材の販売ページにスライドを追加し、価格を見直しました。
先に作った教材の内容を基に、読むための資料に加えて、講義で見せるための資料も用意できました。
詳しい機能と使い方は、ChatGPTが書いたClaude Proを勧める記事にまとめています(有料部分400円・2026年9月28日時点)。公開時には提案だったものを、今回は自分の仕事で一つ試せました。
Claudeが勧めたChatGPT Plusで、検索データを「次の作業」に変えた
もう一方のClaudeがChatGPT Plusを勧める記事(有料部分400円・2026年9月28日時点)には、Search Consoleのデータを渡して、どの記事から直すかを考える使い方がありました。
私は2つのブログを運営しています。検索データを見て「この記事は伸びそう」と思っても、別の記事を書いているうちに、どの数字を見て、いつ何を直したのかが曖昧になりがちです。
今回は両ブログのSearch ConsoleのデータをChatGPTと確認し、見直し候補と変更履歴を残す表を作りました。最初に手を付けたのは、ライブのコール「オーイング」と「PPPH」の違いを説明する記事です。
比較用に記録した2026年9月12日〜25日の14日間は、検索結果での表示が842回、クリックが11回、クリック率は1.31%。特に「オーイングとは」という検索語には表示されていましたが、記事の書き出しから違いがすぐ伝わる形にはなっていませんでした。
そこで冒頭を、次のように直しました。
ライブのBメロで「オーーー!」と声を合わせるコールが、オーイングです。
一方、PPPH(パン・パパン・ヒュー)は、手拍子3回と掛け声でリズムを作ります。
本文の最初の見出しも、両者の基本を比較できる並びにしました。
数字を残し、直す場所を決め、実際に直したところまでが、いま確認できる成果です。
更新後のデータがそろったら、同じ記事の14日間同士で表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位を比べます。その際は、検索需要や順位の変化も確認します。
一記事の修正から、記事同士のつながりも見直した
9月29日には、オーイングの記事だけでなく、もう一方のブログにある副業・AI関連記事にも作業を広げました。
記事ごとに何を知りたい人が読むのかを整理し、Uber Eatsのクエスト報酬の実例から月収試算へ、CapCutのテンプレート制作からTikTok Shopの商品紹介の実例へ、本文中で次の記事を案内しました。確認する中では、公開済みの記事に古い表現や編集メモが残っていることにも気づきました。
検索順位が上がったという結果は、まだありません。今できたのは、検索データを手掛かりに直す記事を選び、変更前の状態と、実際に手を入れた箇所を残すことです。記事の選び方と、その後の数字の変化は、別の記事で詳しく記録します。
2本を作って、翌日に分かったこと
AI同士に相手のサービスを勧めさせる企画は、書いているときも面白かったです。でも、使ってみて初めて「自分の仕事で役に立つ提案だったか」を考えられます。
Claudeを使った仕事では、既存の教材に講義用スライドという新しい使い道ができました。ChatGPTを使った仕事では、検索データを見るだけで終わらず、記事を直す前の数字と変更内容を一緒に残せました。
もちろん、スライドを追加したことで売上が増えたか、冒頭を直したことで検索からのクリックが増えたかは、まだ分かりません。そこまで確かめて、また続きを書きます。
「毎月払っているAI、文章の相談以外には何に使えるだろう」と思っている人は、いま抱えている仕事を一つ選び、二つの問いを投げてみてください。
完成した文章を、次に使う資料に変えられないか。手元にある数字を、次の作業を決める材料にできないか。
Geminiにルール説明を頼み、ChatGPTとClaudeに相手を勧める記事を書いてもらい、その提案を自分で試す。私の場合は、この流れが教材のアップグレードとブログの記事改善につながりました。
AI活用の実践記録を読む
Geminiと記事を書き始めた頃から、ChatGPTとClaudeを仕事に取り入れるまでを、実際の試行錯誤とともに記録しています。





