うちのキンクマハムスター、日向葵(ひまわり)ちゃんが、いろいろなお店の店員さんになるタイピングゲームを作りました。
お客さんから届く注文を、ひらがなで打って届けます。スマホのフリック入力の練習にもなるように作っています。
「床材ためこみゲーム」「回し車ダッシュ」「砂浴び」「床材トンネル」に続く5作目です。
まずは遊んでみてください。ハロウィンの期間(11月8日まで)は、「ハロウィンのおかし屋さん」も出ています。
おとどけタイピング
いろんなお店で、60秒のあいだに注文をとどけよう。
> 非番員モード ON
本日の営業おわり!
遊び方
- 遊び方を3つから選びます
- 「いつものキーボードで」:スマホのいつものキーボード(フリック・ローマ字・トグル)で、変換せずにひらがなのまま打ちます。PCは日本語入力をオフにして、ローマ字で打ちます
- 「フリック練習」:画面のキーボードが、次に押すキーと払う方向を光らせて教えてくれます
- 「English menu」:英語のメニュー名を打ちます(スペースも打ちます)
- 60秒のあいだに、決まった数の注文を届けるとクリアで、次のお店がひらきます。カフェ → ファストフード → おすし屋さん → パン屋さん → ラーメン屋さん の順です
- 季節限定のお店は、最初から遊べます(いまは「ハロウィンのおかし屋さん」と「秋のやきいも屋さん」)
- まちがえたキーは入力されず、正しい文字が来るのを待ってくれます
- 結果はXやBlueskyでシェアできます。スマホでは、帽子をかぶった日向葵ちゃんの画像つきでも共有できます
- 音が出ます。左上のスピーカーのボタンで消せます。右上のボタンで、画面いっぱいの表示と元の大きさを切りかえられます
この記事では、このゲームがどうやってできたのかを、版ごとに残していきます。改良したら、新しい版を冒頭に置いて、前の版はその版の章で遊べるようにしておきます。
このゲームを作ろうと思ったきっかけ
ブログでも体験版を出しているとおり、PC向けのタイピングゲームは今も作っている途中です。それとは別に、「スマホのタイピング」を教えるゲームはあまり聞いたことがないなと思いました。今のスマホ世代はフリック入力が多いのかなと思ったので、フリック入力がまだできない人向けに、ガイドになるようなゲームを作りたいと思ったのがきっかけです。
最初は、Claudeの別のプロジェクトで「なんとなくかわいいキャラクターのゲーム」という漠然としたイメージから作り始めました。それが下の「試作1」です。
作っているうちに、せっかくならHIVANTシリーズに加えようと思いました。そこで引き継ぎデータを作ってもらい、いつも日向葵ちゃんのゲームを作っているプロジェクトに、あらためて依頼しました。
試作1:ひまわりハムカフェ
ひまわりハムカフェ
60秒でいくつ注文をさばけるかな。キャラクターとお店の絵は仮のものです。
本日の営業おわり!
試作の名前は「ひまわりハムカフェ」でした。この時点で、ゲームの骨組みはほぼできていました。
- 60秒で何品の注文を届けられるかを競う
- 「いつものキーボードで」:ゲーム側でキーボードを決めつけず、打った「ひらがな」で判定する。フリックでもローマ字でもトグルでも遊べる
- 「フリック練習」:画面の12個のキーが、次に押すキーと払う方向を教えてくれる
- 「English menu」:海外の人向けに、英語のメニュー名を打つ
- 店員さんは、プログラムで描いた仮のハムスター

見てのとおり、店員さんはまだ日向葵ちゃんではありません。頭にひまわりをのせた、丸いハムスターです。
第1版:店員さんを日向葵ちゃんに
ハムカフェ
60秒で、いくつ注文をとどけられるかな。
本日の営業おわり!
まず、店員さんを、これまでのゲームで使ってきた日向葵ちゃんのイラストにしました。届けたときのひとことも、「おまたせでし!」のような日向葵ちゃんの口調にしています。
タイトル画面のすみには、ほかのゲームと同じように「通信」のボタンを置きました。HIVANTを見てくれている人へのおまけです(くわしくは下で)。
HIVANTの世界では、非番という謎の組織を追いかけています。ゲーム中でもストーリーを追体験できるような仕組みを作っています。詳しくはHIVANTを見てみてくださいね。
第2版:いろいろなお店をめぐる形に
おとどけタイピング
いろんなお店で、60秒のあいだに注文をとどけよう。
> 非番員モード ON
本日の営業おわり!
カフェだけだと、出てくる言葉が限られてしまいます。そこで、いろいろなお店で料理を運ぶ形にしました。
- カフェ → ファストフード → おすし屋さん → パン屋さん → ラーメン屋さん と、お店をクリアするごとに次がひらく
- お店ごとに、日向葵ちゃんが帽子をかぶる(カフェはベレー帽、ファストフードはキャップ、おすし屋さんは板前帽、パン屋さんはコック帽、ラーメン屋さんは手ぬぐい)
- 旬の話題でお店が増える「季節のお店」のしくみ。最初は「秋のやきいも屋さん」(ねじりはちまき)
- BGMと効果音
お店ごとに帽子をかぶったら可愛いのでは、というのは私のアイデアです。フィクションの中とはいえ、ハムスターに服を着せるというのはちょっとかわいそうかなと思ったので、帽子だけにしました。単調なワードだけになるのを防ぎつつ、クリアしていくとちょっと違った姿の日向葵ちゃんを見られるというご褒美的な要素にも出来ると思ってこの案を入れてもらうようにしました。
このときの帽子は、Claudeがプログラムで描いた仮のものでした。日向葵ちゃんのイラストの頭に、帽子をとりあえずのせただけなので、少し浮いて見えます。

この「とりあえずのせた感じ」がシュールで、見るたびに笑っていました。このままでも可愛いと思いましたが、ClaudeがChatGPTに渡すように作ったイラストの作成依頼では帽子についても書かれていました。「本人は気に入っているのであまり直しすぎないように」とも付け加えてありました。
遊びながら直したこと
第2版は、スマホ(Galaxy)とPCで実際に遊びながら、何度も直しました。
- 入力欄が途中から読めなくなった:「かぼちゃぷりん」の濁点を付け忘れて、カーソルを戻して付けたら、その単語はクリアになりました。でも次の単語を打つと、ずれたところから始まって読んでもらえませんでした → 入力欄のどこに打っても読めるように
- キーボードの文字数の上限にかかった:同じ入力欄にずっと打ち続けていたので、途中で文字数の上限にかかり、自分で全部消していました → 届けるたびに入力欄を空にするように。消すための ✕ ボタンも付けました
- PCで文字が戻ってくる:PCの日本語入力では、入力欄を空にしても変換の途中の文字が残っていて、Enterを押すと文字が復活して重なりました → PCでは日本語入力をオフにしてローマ字で打ち、ゲームの中でひらがなに直す形に
- 打ちまちがいのたびに消すのが面倒:たとえば「いちご」を「いちd」と打ってしまったら、dを消してから打ち直す必要がありました → まちがえたキーは入らず、正しい文字(この場合は g)を待ってくれるように
何度か修正を繰り返して頭に描いているタイピングゲームのイメージにかなり近いものが出来たと思います。フリック練習は入れたかった機能なので、実現していて嬉しくなりました。さらに、英語にも対応したことでスマホでの入力を練習したいという人のニーズにかなり応えられるようになったと思います。
英語のモードは、スペースも1文字として打たないと先に進みません。Claudeに聞いてみたところ、英語のタイピングゲームでは単語の間にスペースを打つのが普通とのことなので、そのままにしています。
第3版:ChatGPTのイラストと、お店ごとのBGM
いまの最新版です(冒頭に置いています)。
ChatGPTに、このゲーム用のイラストを描いてもらいました。
- お盆を持って立つ日向葵ちゃん(ゲーム中の姿)
- 注文を届けた瞬間のウインク
- 結果画面の3つのポーズ(しょんぼり、片手をあげて笑顔、えっへん)
- お店ごとの帽子6つ
- お客さん6匹(うさぎさん、りすさん、ねこさん、ことりさん、モルモットさん、はりねずみさん)
帽子は日向葵ちゃんとは別の絵にして、どのポーズの頭にものせられるようにしています。

ChatGPTにはシリーズを通していくつもイラストを作ってもらっているので、日向葵ちゃんのイラストに関してはもう信用していました。さらに今回のゲームではお客さんとして他の動物も日向葵ちゃんのイラストと同じテイストで作ってもらいました。これもそれぞれ可愛く書いてくれていて嬉しかったです。
帽子が左右逆だった
イラストを入れてみたら、ベレー帽とコック帽だけ、向きが逆に見えました。日向葵ちゃんは右を向いているのに、帽子は左向きにかぶっているように見えたんです。この2つだけ左右を反転して、ぴったりになりました。

ほかの帽子は、少しシュールな「のせた感じ」が残っています。これはこれで気に入っているので、そのままにしました。
お店ごとにBGMを変えた
第2版のBGMは、どのお店でも同じ曲でした。せっかくなので、お店ごとにそれっぽい曲に変えてもらいました。お店ごとのイメージは、私から伝えたものです。
- カフェ:優雅なコーヒータイム(エレピとウォーキングベース)
- ファストフード:元気な曲。ときどき、ポテトが揚がったときの「ティロリッ」
- おすし屋さん:和風(琴と尺八、太鼓)
- パン屋さん:やわらかくて香ばしい雰囲気(3拍子のチェレスタ)
- ラーメン屋さん:チャルメラ風
- 秋のやきいも屋さん:民謡風の琴と、焼きいも釜の「ピーッ」
BGMは、音源のファイルではなく、ゲームの中で音を組み立てて鳴らしています。
チャルメラ風は自分で明確にリクエストしたのがそのまま作ってもらえてかなり満足しました。他のBGMも一発でOKを出すくらい、Claudeは言語で渡したイメージを音にする能力が高いなと思いました。
スマホで画面いっぱいに
ほかの日向葵ちゃんのゲームと同じように、スマホでは遊び方を選んだ時点で、ゲームが画面いっぱいに広がるようにしました。キーボードが出ても、注文と入力欄が見えるようにしています。
公開してから、ボタンの位置もほかのゲームにそろえました。音のオンオフは左上、画面の大きさを切りかえるボタンは右上です。
ハロウィンのおかし屋さんを追加

紹介ページを公開したその日の朝、ハロウィンなので、お菓子の名前を打ち込む仮装バージョンを作ることにしました。この日はハロウィンライブに行く予定があって、自分自身も仮装する気満々で楽しみにしていました。タイピングゲームは期間限定ステージという形で季節を楽しむ要素を入れてくれていたので、ハロウィンもせっかくなら楽しめるようにしたいと思ってClaudeに依頼しました。
- お店の名前は「ハロウィンのおかし屋さん」。チョコレート、マシュマロ、パンプキンパイ、おばけクッキーなど、お菓子を打って届けます
- 日向葵ちゃんは、ChatGPTに描いてもらったかぼちゃのベレー帽で仮装。この帽子も左向きだったので、反転してのせています
- お客さんも「仮装したねこさん」のように、みんな仮装しています
- 届けたときのひとことは「ハッピーハロウィンでし!」「トリック・オア・トリートでし!」
- BGMは、オルゴール風の短調に、骨がカタカタ鳴るようなリズム。ときどき、おばけの「ひゅ〜」が入ります
最初は10月いっぱいの予定でしたが、帽子も曲もせっかく作ったので、11月8日まで出しておくことにしました。
季節のお店の「あいことば」
期間が終わったら遊べなくなるのは、少しもったいないです。そこで、季節のお店をクリアすると「あいことば」がもらえるようにしました。
タイトル画面の「通信」にあいことばを入れると、期間が過ぎても、そのお店で遊べるようになります。スマホを替えたり、ブラウザの記録が消えたりしても、あいことばを入れ直せば戻せます。
これまで「通信」は、HIVANTを見てくれている人向けのボタンでした。HIVANT以外の使い方をするのは、これが初めてです。あいことばは、クリアした人だけのお楽しみにしておきます。
画像つきで共有
ほかのゲームと同じように、結果を画像つきで共有できるボタンも付けました(スマホのみ)。画像には、クリアしたお店の帽子をかぶった日向葵ちゃんが、評価に合わせたポーズで入ります。季節のお店のときは、「季節限定」の札も付きます。

HIVANTを見てくれている人へ
このゲームも、日向葵ちゃんの日常を描いているショート動画シリーズ「HIVANT」の世界とつながっています。
タイトル画面のすみの「通信」ボタンから、エージェントコードを入力すると、ゲームの中に少しだけ変化があります。いくつかのお店をクリアした先で何が起きるかは、ここには書きません。HIVANTを見てくれている人なら、きっとたどり着けるはずです。
作ってみて
試作ができたのが10月29日の23時16分ごろ。そこから紹介ページを公開した10月30日の2時20分まで、およそ3時間でした。この3時間の中に、日向葵ちゃんのシリーズに合わせた作り直し、ChatGPTでのイラスト作り、お店ごとのBGMも入っています。ハロウィンのお店は、公開したその日の朝に追加しました。
日向葵ちゃんのゲームで遊ぶ
日向葵ちゃんの日常から生まれた、ブラウザで遊べるゲームです。HIVANTにつながる小さな仕掛けも探してみてください。
更新履歴
2026/10/29 試作1(別の場所で「ひまわりハムカフェ」として試作。いつものキーボード・フリック練習・Englishの3つの遊び方)
2026/10/29 第1版(店員を日向葵ちゃんに。HIVANTの「通信」を追加)
2026/10/29 第2版(いろいろなお店をめぐる形に。季節のお店。まちがえたキーは入らないように。BGMと効果音)
2026/10/30 第3版(ChatGPTのイラスト、お店ごとのBGM。スマホは画面いっぱいに表示)。紹介ページを公開
2026/10/30 第3版に追加:期間限定「ハロウィンのおかし屋さん」(11/8まで)、季節のお店のあいことば、画像つきで共有。音と画面サイズのボタンの位置をほかのゲームにそろえた
2026/10/31 この記事を公開





